ニュージーランド(NZD)の動きを意識する

今年の金需要はインドや中国の増加で拡大見通し

世界13力国に上場している金ETFの現物保有高は17日に1,525.23トンとなり、前週末比3.34トン減少した。米国で1.52トン、英ETFSで1.32トン、英GBSで0.01トン、南アで0.49トン減少した。景気回復期待を背景としたポートフォリオの組み替えなどで売られた。年明け以降、ETFの現物保有高は減少傾向にあるが、2010年第4四半期末のSPDRゴールドの保有について、ソロス・ファンドが前期末比2万5,000株増の472万1,000株、債券運用大手PIMCOが同69万6,000株増の221万8,000株となったことがわかった。

ニュージーランド(NZD)の動きを意識する

豪ドルは、ニュージーランド・ドル(羊ドル)によく連動する。すなわち、豪ドルと羊ドルの連動相関性が高い。ニュージーランドではGDPの3割が輸出で、輸出の20%は豪州向けだ。ニュージーランドでは豪州よりも金利が高めに推移している。 2003年12月〜2004年1月には金利格差が逆転したが、2005年10月現在では、まだ羊ドルは豪ドルに対して金利プレミアムがついている。ニュージーランドはこれが少々不満で、金利格差をさらに縮小しようとしている。また為替市場では、AUD/NZDの為替に中期的な均衡点のようなものを設定し、。それに関して売り買いするケースも多く見られ、これも豪ドルの変動要因になっている。

 

これについては、ニュージーランド・ドルの項目を参照されたい。その他@からBの点が掲げられる。@各国中銀の外貨準備は現在米ドルが中心であるが、羊ドルよりも豪ドルの方が外貨準備としては有利である。つまり、米ドル中心のポートフォリオが分散化の傾向を示し出すと、羊ドルよりも豪ドルに需要が集まる。 したがって、こうした傾向時にはAUD/NZDは上昇すると予想される。A豪州のコモディティ・−のポートフォリオは原油、鉄鉱石、家畜など分散度合いが大きく、いわゆるハード・コモディティー中心である。これに対して、ニュージーランドのそれはいわゆるソフト・コモディティー中心であり、グローバル経済の需要変化に対してニュージーランドは豪州|よりも柔軟性に欠け、この意味でリスクである。Bグローバル化継続の中で、アウトソーシングの場所としてニュージーランドよりも豪州に利かあり、この意味でグローバル化か今後も継続すれば、豪ドルヘの需要が羊ドルヘの需要を上回ると見られる。

 

 

次にコモディティ−価格との関連性に関して記載したい。

 

金ETFを最も多く保有しているのはポールソン・ファンドで同変わらずの3,150万株(全体の7.5%)となっている。一方,米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると,2月8日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは16万7,093枚(前週15万1,194枚)に拡大した。インフレや中東情勢に対する懸念を背景にファンド筋の買い意欲が高まるようなら目先の支援要因になろう。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のゴールド・ディマンド・トレンズによると,2010年の世界の金需要は前年比9%増の3,812.2トンとなった。宝飾需要が同17%増の2,059.6トンとなった。国別ではインドが69%増の745.7トンが目立った。また公的部門が21年ぶりに買い越しに転じた。2011年の金需要はインドや中国の買い付け増加で拡大が見込まれている。財政問題やインフレ懸念で投資需要の行方が注目されるが,今後の下落場面では新興国の実需筋の買いがどの水準で入るかが焦点になりそうだ。